☆50年かかって放送にこぎつけた!本邦初公開の幻のヒーローアニメ
「電人アロー」(パイロット版 1965年)
原作:一峰大二
ヒーロー漫画の巨匠、一峰大二(かずみねだいじ)原作のアニメが50年の時を経てついにテレビ放送が実現!「鉄腕アトム」や「鉄人28号」を生み出した当時の人気雑誌「少年」に連載され、「第3のヒーロー」と期待されながらも、スポンサーが放送前に降りたためアニメ企画が中断してしまったという幻のヒーローアニメです。わずか3分なのでお見逃しなく。原作のマンガ「電人アロー」が月刊「少年」に連載されたのは1964年9月号、雑誌の発売日は8月6日、アニメ「ビッグX」の放送3日後なので、「電人アロー」はトムスと同時に生まれたヒーローと言っても過言ではありません。
原作者・一峰大二先生のこと
1935年生まれ、東京都荒川区出身の漫画家で現在埼玉県所沢市に在住。1960年代から70年代にかけて、「ウルトラマン」「スペクトルマン」など多くの特撮ヒーロー作品のコミック化に注力されました。週刊少年マガジンに連載された人気野球漫画「黒い秘密兵器」(原作:福本和也)は実にさまざまな魔球が登場、「巨人の星」(梶原一騎・川崎のぼる)の先駆け的作品とも言われます。一峰先生はデビューより58年経った現在も現役。アニメ企画の中断に無念の気持ちでしたが、今回のアニマックスでの奇跡の復活を喜んでおられ、放送を心待ちにしてくださっています。
☆ブログ「一峰大二 漫画生活58年の世界」
http://minesan1219.blogspot.jp/
☆放送用にニューマスターを作成!誰もが目を見張るクオリティ!
『リトル・ニモ』(パイロットフィルム1984年)
原作:ウィンザー・マッケイ
監督:近藤喜文
作画監督:友永和秀
作画:富沢信雄 田中敦子 道籏義宣 植田均 遠藤正明 丸山晃一 ロジャー・アラーズ ランディ・カートライト アンディ・ギャスキル ロビン・バッド
ジブリ映画『耳をすませば』の監督として知られる近藤喜文(こんどうよしふみ)と、『ルパン三世 カリオストロの城』のカーチェイスの場面を手掛けた友永和秀(ともながかずひで)というトムスアニメを支えたアニメーターの2人がそれぞれ、監督と作画監督を担当した力作。3本作られたパイロット版のうちの2本目に当たり、海外のアニメ業界でも大きな評判を呼びました。本編に登場しない少年が描かれる点も特徴です。テレコムアニメーションの先鋭が結集したことと、ディズニー映画『ライオン・キング』の監督ロジャー・アラーズら日米の実力派がタッグを組んだ〝必見の名作〟と呼べるパイロットです。
☆おまけ情報
《新潟だけの単独開催!》「近藤喜文展」好評開催中!
様々な原画やイメージボードなどを展示。
7/4(金)~ 8/31(日)新潟県立万代島美術館
当日券 一般 1,100円、大学・高校生 900円 中学生以下無料
【新潟県立万代島美術館】025-290-6655
https://www.teny.co.jp/kondo/index.html
「スタジオゼロ展」
杉並アニメーションミュージアム(東京)
http://sam.or.jp/kikaku